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インプラント治療後の定期検診

定期検診が重要な理由

インプラント治療後も快適な生活を続けるためには、適切なメンテナンスが不可欠です。日常の歯磨きはもちろん重要ですが、歯周病の再発を防いでインプラントを長持ちさせるためには、定期的な検診が欠かせません。定期検診は治療後の結果を確認し、問題があれば早期に改善するための機会です。歯周病やインプラント周囲炎の早期発見や適切なケアが、長期にわたりインプラントの健康を維持する鍵となります。
当院のインプラントメインテナンス費用は、3,000円程度です。(※内容により異なります。)

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎インプラント治療後の代表的なトラブルとして挙げられるのが、「インプラント周囲炎」です。人工歯でも天然歯同様に、歯と歯の隙間や歯茎との間には食べかすや細菌が蓄積します。日々の歯磨きやデンタルリンスによるうがいを徹底的に行っていても、磨き残しがあれば歯垢(プラーク)が形成されます。この歯垢が歯と歯茎の隙間に溜まり続けることで、歯周病と同様に歯周組織が炎症を起こす可能性があります。インプラント周囲炎を放置していると、最悪の場合、インプラントが抜け落ちることもありますので、定期的に歯科医師の確認を受けることをおすすめします。

インプラント長持ちさせるために
定期検診を
受けましょう

歯科用CT撮影で的確な診断インプラント治療後は、インプラントを長持ちさせるために定期検診を受診することをおすすめします。手術後は、よく噛めていても、むし歯や歯周病の進行・歯ぎしり食いしばりによって口腔内の状態が変化する場合があります。結果的にかみ合わせも変化します。さらに、インプラントにも悪影響を与えてしまった場合、せっかく埋入したインプラントが抜け落ちてしまいます。定期検診では、歯科用CT撮影などを通じてインプラントの定着状況を確認し、かみ合わせや歯茎、口内の状態を検査することで、負荷や炎症の有無を把握できます。早期にトラブルを発見し、適切な処置を行うことで、インプラントの長寿を伸ばすことにつながります。

定期検診の内容

セルフケアの精度を高める歯磨き指導

セルフケアの精度を高めるむし歯や歯周病を再発させないためには、日頃の歯磨きが重要です。歯磨きしていても、適切な方法でブラッシングできていないと歯垢が溜まりやすくなります。効果的な予防を行って頂くために、当院は歯科衛生士による歯磨き指導を行っています。患者様の口腔内に合った磨き方をお伝えしますので、セルフケアに活かして頂ければと思います。

口腔内を清潔にする歯垢・歯石除去

インプラント治療は、噛む力を回復させるために効果的な治療ですが、天然の歯よりも周囲の組織が炎症を起こしやすくなります。これは「インプラント周囲炎」と呼ばれている状態です。歯周病と同様に歯肉の出血、痛み、腫れなどを引き起こします。インプラント自体がむし歯になることはありませんが、周囲の骨が溶けてインプラントが抜けることはあります。こうした炎症を予防するために、歯科医院での歯垢・歯石除去が重要です。歯周ポケットに溜まった歯垢・歯石は歯磨きだけで取り除くことができません。定期的に歯科医院を受診して歯科衛生士によるクリーニングを受けましょう。清潔な口腔内を維持することで、インプラント周囲炎を予防し、長持ちさせることができます。

インプラント・噛み合わせの不具合が起きていないか確認

噛み合わせの不具合インプラント治療後、定期検診やかみ合わせの調整を怠ると、噛み合わせの不具合が生じる可能性があります。噛み合わせが正しく整っていないと、歯やインプラントに大きな負担がかかり、損傷や破損のリスクが高まります。噛み合わせの不調和が続くと、取り付けた人工歯にひびが入ったり、支えている人工歯根が抜け落ちたりする可能性があります。また、インプラントにぐらつきや折れが生じることも考えられます。噛み合わせの調整が重要であることを理解せず、適切なメインテナンスを怠ると、高額な治療費を支払って受けた治療が台無しになる可能性があるため、定期的にメインテナンスに通いましょう。

インプラントの保証制度

あいり歯科クリニックは、装着後に作り直しが生じた際に費用の一部あるいは全額を当院が負担するというインプラントの保証制度を設けています。ただし、この保証制度は、6ヵ月に一度、定期検診を受診していただくことが条件になっています。

3年以内の作り直し

無償で対応します。

10年以内の作り直し

患者様のご負担は、1割となります。

患者様のご負担となる場合

  • 明らかに当院の責任ではない、患者様の重大な不注意や外傷などによる損傷
  • 無理な使用や当院の指示に従っていただけなかったことによるもの
  • 6ヵ月に一度のリコール(定期検診)に応じてくださらない場合
  • 診療時に予測不能な口腔状態の変化があった場合